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GERBER MP600 D.E.T

こにゃにゃちわ。
FAT4ことCです。

...すべったかしら。
ネタが古かったかしら。
歳がばれるかしら。

えっと、ちょっと仕切り直しね。



にゃんぱすー。
どうも。
FAT4ことCです。

あ...あかん。泥沼や。


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はいっ!
それでは、本日の一品です!

GERBER MP600 D.E.T

直近の記事でちょろっと紹介したマルチプライヤーです。
米軍EOD(爆発物処理)用に開発されたモデルです。

回想シーン

忘れもしない。あれは2013年の9月。

厳しかった残暑も和らぎ、中野で開催された某ミリタリー・マーケットの会場まで歩いても、それほど汗をかかなかったと思う。
初めて足を踏み入れるイベントだったことと、スペースが予想よりも狭くかつ参加者が少人数だったことで、自分の一挙手一投足に店員の視線が集中しているような気がして緊張していた。
少しだけ、手が汗ばんでいた。
そんな状況で、コイツが、申し訳程度に布を敷いただけの折りたたみテーブルの上に、値札もなくゴロンと投げ出されていた黒い金属塊が、目に入ったんだ。

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「あの、これ...」
「あぁ、このマルチプライヤーですか?」
スラリとした長身で、ジーンズにTシャツというなんでもない服装が似合う短髪のオッチャンが気さくな笑顔で応じた。
警戒心が抜けず、しっぽが極太でピンと張った猫状態の自分には、このオッチャンの物腰が只者ではないオーラをまとっているように感じられ、ドキがムネムネしていた。
手の汗が、気持ち悪かった。
「GERBERの米軍仕様品ですよ。あれ?えーと値札はどうしたかな。」
こちらの気など露とも知らず、オッチャンは説明を続ける。
「この両側のボタンを押しながらスライドさせると、プライヤー部分が出てくる仕組みでね。やってみる?」

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そう言うと、ほいっという感じでMP600を手渡してきた。
予想していたよりも重い。そして、冷たい。
汗ばんだ手に、ひやりとして固い金属が、移りゆく体温と同じ速度で馴染んでいくように思えた。
プライヤーを引き出そうとしてみる。
...動かぬ。
「あ、あれ?」
まごつく様子にオッチャンが助け船を出してくれた。
「がっちり作られているからね。ボタンをしっかり押し込まないと動いてくれないよ。」
今度は指に跡が残るくらいの強さでボタンを押し込みながらスライドさせてみる。
スゥーっとプライヤー部分が動いた。
先端までスライドさせると、チャッキンッ!という軽い音とともにプライヤー部品にロックがかかった。
同時に開閉ロックは解除され、ニッパーが開く。
「...おぉ」
思わず声が漏れた。

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「じゃ、ちょっとツールの説明をしようか。」
オッチャンがニヤリとしながら、MP600を引き取った。
「あの、そのピンみたいなのは何用なんですか?」
折りたたみ状態から露出していたツールについて聞いてみた。
鉄製のクレヨンにしか見えないツールの用途が気になっていたのだ。
「ん?これ?これね。C4に信管を指すために、穴を開ける用のニードル。」
さらりと答えるオッチャン。
...C4?今、C4と言ったのか?
C4って言ったらアレだろう?粘土みたいにコネコネして、壁とかにくっつけて、信管さして、ケーブル引いて、離れたところからスイッチONでドッカン!!ってプラスチック爆弾じゃねっすか!
「...C4って、あのC4ですかっ?」
内心とは裏腹に口から出る言葉は少ない。
「そうそう、そのC4。これEODっていう爆発物処理の人用のツールだから。」
なおも続けるオッチャン。
「このニードルが付いているのが米軍仕様の一番の特徴でね。日本のナイフショップでも類似の民生品は買えるけれど、この仕様はミリタリーショップでもなかなか手に入らないかな。」
なんてこと!
C4信管用のニードルなんて、日本で普通に生活している限り一生使うことがないと確約されているツールじゃないか!
だがしかし、だがしかし!そこにしびれる!憧れるぅぅう!!
「それで、中のツールだけれど...」
こちらの内心など知る由もなく、解説を続行するオッチャン。
パチパチとリズミカルにツールを展開していく。

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「このパチって音がするのがロックがかかった状態で、サイドのロックレバーを引かないと折りたためない仕組み。力の入れ加減でツールが折りたたまれて怪我する人が多くて、付けられた機能なんだって。この世代のGERBERの特徴かな。新型には無くなって不評らしいよ。」
ほむほむ、ではない、ふむふむ。
もはや極太だった猫のしっぽは力を失い、ご機嫌にパタパタと振られている状態だった。
それどころか、喉からゴロゴロと音まで出てきそうな勢いだ。
「それでこの黄色でGJ-4と書いてあるのがワイヤー切断専用のノコギリ。ダイヤモンドチップだっけかを使ってて鑢みたいに削るように切る仕組みですごく良く切れるみたい。未使用だからキレイでしょ。」
むぅ、言われてみると輝いて見える気がした。いや、輝いて見えた。
「あとニッパーもワイヤーカッターの構造になってたかな。EOD仕様の特徴はそんなところだね。」
そう言うと、再びこちらの手にMP600を持たせてくれるオッチャン。
本来そうあるべきだったかのように、しっくりと手に収まるMP600を見つめた。
気づくばじっとりと手を湿らせていた汗の不快感は消えていた。
次の瞬間、躊躇いの一つもなく口から出た言葉は...

「で、オッチャン。これなんぼや?」

Fin

注意:この回想禄はそこはかとなくフィクションです。

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この話のオチ。
というか、かなり重要な留意点。

マルチツールとはいえ刃物です。軽犯罪法の取締り対象になる可能性があります。持ち歩くのはやめましょう。
サバイバルゲームフィールドへの持ち込みも危険行為です。コスプレアイテムとしてどうしても、という方は事前にフィールドへ相談し、許可を取るようにしましょう。

あとはアレかな。

このブログに記載された内容について、悪意を持って他者の権利侵害にそれを利用することを禁止します。
また、仮にそのような行為が行われたとしても、当方は一切責任を持ちません。


お固くなってしましたが、大事なことですので。
みなさんも楽しく安全にね。

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FATFIVE

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2012年夏あたりから、
サバイバルゲームに参加しています。

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